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デザインの特徴

どんな住まいにも合う、
「愛されるニュートラルデザイン」。

 Lutraの第一弾製品となるモバイル充電スターターセットはどんな住まいにも合う「愛されるニュートラルデザイン」を心がけました。これまでの製品はアウトドア用か、家電的かどちらかでした、その2系統を越えて人々に長く使っていただく製品にしようと思ったからです。

 まずはできるだけ薄く軽量にする必要があります。「アパートやマンションなどの集合住宅の窓」を設置場所として想定しましたので、カーテンと窓の間にきれいに収まる必要がある。しかも吸盤で設置します。つまり薄型、軽量ではなくてはならない。

 以上は製品の使用シーンからくる制約です。さらにそれにプラスアルファとしてずっと使っていても見飽きないたたずまいを付け加えたかった。小型の太陽光パネルの発電効率はしれていますから、ぜひとも長くつかってもらいたい。

 力を貸してもらったのは大阪のツジモトデザインオフィスです。工業デザインを得意としており、社長の辻本泰嗣さんを中心に、これまでにデザインを煮詰めていく作業を経験したことのないわたしを最初から最後までサポートしてくださいました。

 当初出たデザイン案としては、透明樹脂を使う案やもっと硬質でクールなアルミを使う案も出ました。そんな中で最終的に落ち着いたのは、現代の日常世界にもっともなじんだ白一色のデザインでした。「iPadみたいだ」とよく言われますが、似ていてもいいと思いました。一世を風靡したAppleのデザインをちゃんと追随できているなら、悪くありませんからね。

磁石によるバッテリの吸着で、
充電へのプロセスに楽しさを。

 ソーラーパネル5.0とモバイルバッテリ2200の構造に磁石による吸着を提案してくれたのもツジモトデザインです。はっきりいって、ソーラーパネルからの充電作業は面倒なんです。ふつう太陽光パネルというのは屋外に設置するものですから、電池を屋外に持って出たりコードを配線したりする必要が出てくる。屋外と配線の問題は窓の内側に設置することで解決しましたが、もうひとつの問題がある。いちいちの作業をいかに簡便に楽しくするかという点です。

 磁石式の設置を採用したことで充電池の位置に自由度が生まれ、場所も取らない形式にすることができました。

 今回は短いながらもケーブルを採用せざるをえませんでしたが、今後の製品は無接点充電方式などを視野に、さらにデザイン製と使い勝手を向上させていきます。